看護師を辞めたい人向け!5つの対処法とおすすめの転職サイトを紹介

転職 2024.08.08
看護師を辞めたい人向け!5つの対処法とおすすめの転職サイトを紹介

看護師は人の命を預かる責任のある仕事ですが、そのプレッシャーや過酷な業務内容に耐えられず、「看護師を辞めたい」「看護師を辞めて違う仕事に転職したい」と悩んでいる方は多いです。

そんな方のために、この記事では看護師を辞める理由、辞めたくなった時の対処法、看護師を辞めたケース、新人看護師が転職する際の注意点などをたっぷりお伝えしていきます。最後に、看護師向けの転職サイトも紹介するので、退職や転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

辞めたいと思うのはなぜ?看護師が仕事を辞める4つの理由

まずは、看護師を辞めるきっかけになる理由から見ていきましょう。

1.人間関係が良くない

「看護師同士の仲が悪い」「医師と看護師の関係が良くない」「嫌がらせやいじめがある」など、職場の人間関係が原因で看護師を辞めたいと考える人は多いです。

また、看護の現場には先輩看護師が新人看護師をマンツーマンで教育する「プリセプター制度」という制度があり、指導する先輩・指導される後輩という看護業界ならではの関係に悩みやストレスを感じる人も少なくありません。

看護師の主な職場である病院・病棟は限られた空間であることが多く、逃げ場がないという点も精神的な負担が大きくなる要因のひとつと言えるでしょう。

2.夜勤が辛い

入院病棟のある病院に勤務している看護師のなかには、夜勤の辛さや不規則なシフト勤務が原因で仕事を辞めたいと思う人も多くいます。

少人数体制の病棟や人手不足の職場だと、「忙しくて休憩が取れない」「日勤を終えて数時間したらまた夜勤に入る」という過酷な状況になっているところもあります。

「家に帰っても寝る時間しか持てない」「職場と自宅の往復ばかり」という状態が続くことで、心身ともに疲れてしまい看護師という職業から離れてしまう人も多いようです。

3.給料が低い

看護師は、身体的にも精神的にも負担が大きい仕事であるのに、その過酷さのわりに給料が低いと不満を抱く看護師は多いです。

地方の小さな病院やクリニックで働く看護師のなかには、「給料が低すぎてモチベーションが上がらない」「頑張っても給料が上がらなくて辛い」など、収入への不満からより好条件な職場への転職を目指す人も少なくありません。

また、30~40代の場合、仕事量・責任ともに増してくる現状に対して、期待したような昇給が見込めないことへの不満から退職や転職を考える人もいます。

4.責任が重い

医療現場にはさまざまな職種がありますが、その中でも看護師は患者にとってもっとも身近な存在であり、患者の命や健康に大きく関わっています。看護師の対応のひとつひとつが患者の回復に大きく影響するため、責任の重さを実感する機会も多いでしょう。

また、小さなミスが取り返しのつかないアクシデントにつながる危険性もあり、「常に気を抜けない」という状態がストレスになり、心身や心に不調をきたしてしまう人もいます。

看護師を辞めたいと思った時の対処法!辞める以外にできることは?

「辞めたい」と思いながらもどう行動して良いか迷っている方もいると思います。ここからは、看護師を辞めたいと感じた際に試してみてほしい対処法を5つ紹介します。

1.一旦休んでみる

もっとも簡単な対処法が、休みを取ることです。

「看護師を辞めたい」「仕事が辛い」と思いながら働き続けると、気持ちがどんどんネガティブな方向へと行ってしまいます。

一旦休んで友人に会ったり趣味に没頭したりと、気分転換をしてみましょう。体と心をしっかり休めることで「もう一度頑張ろう」「今できることをやってみよう」と仕事に対して前向きな気持ちが取り戻せるかもしれません。

2.信頼できる人に話す

悩みや不満はひとりで抱えているとどんどん辛くなってしまうので、家族や友人など信頼できる人に打ち明けてみましょう。

誰かに話すことで頭の中が整理できたり自分を客観視できたりと、自分の本当の気持ちがわかることがあります。

また、職場の同僚や看護学校時代の同期など、同じような立場の人に相談すれば、思わぬ解決の糸口がつかめるかもしれません。

3.考え方を変えてみる

新人看護師にのなかには「仕事ができない」「看護師に向いていない」という悩みから精神的に辛くなっている人もいるでしょう。そんなときは一度、肩の力を抜いてみてください。

現場経験が少ない新人看護師の場合、初めてのことや未熟な点があって当然です。特に医療現場ではイレギュラーも多く、看護学校で学んだ内容が通用しないという場面に遭遇することもあります。

自分自身を責めたり追い込んだりせずに、「経験を積んでできるようになろう」「勉強だと思って次につなげよう」とできるだけポジティブに考えてみましょう。

4.異動を申し出る

規模が大きい病院に勤めていて、「病院を変えたくないが、今の環境で働くのが辛い」という場合は、異動を申し出てみてはいかがでしょうか。

同じ病院でも病棟が変われば、一緒に働くスタッフ、関わる患者、日々の業務内容などが変わります。

「異動時期を待たなければならない」「必ず希望が通るとは限らない」という点は理解しておく必要がありますが、退職や転職をしなくても環境を一新することができるので、新たな気持ちで仕事に取り組めるでしょう。

5.転職に向けて行動してみる

「将来性がない」「給料アップが見込めない」など、今の職場ではどうしても問題が解決しない場合は、転職を視野に入れた行動が必要になってきます。

勢いで転職を決めてしまうのはリスクがありますが、「転職の目的を明確にする」「転職先に求める条件を決める」というように慎重に転職活動を進めることで自分に合った職場や働き方が見つかる可能性があります。

一般企業やデイサービスのような介護施設など、看護師が求められる職場は数多いので、「看護師を辞めて違う仕事がしたい」という方は病院・クリニック以外の職場にも目を向けてみても良いでしょう。

参考:病院以外の職場で働きたい看護師必見!おすすめの職場10選|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

辞めるか迷ったら?看護師や今の職場を離れたほうが良いケースもある

辞めるかどうか迷いながら仕事を続けている看護師の方は多いと思いますが、以下のような場合には、看護師や今の職場を離れたほうが良いかもしれません。

【看護師を辞めたほうが良いケース】

  • 心身に不調をきたしている
  • 労働環境が悪い

「食欲がない」「眠れない」「気分の落ち込みが激しい」など、心身に不調が出てしまっている場合は、なるべく早く辞めたほうが良いでしょう。

我慢して働き続けた結果、深刻な病気にかかってしまうケースもあります。無理をせずに自分自身を守ることを最優先に考えましょう。

厚生労働省のページでは、こころの不調やストレス症状のチェックリストを紹介しているので、参考にしてみてください。

参照:こころの情報サイト

「残業代が支払われない」「長時間労働をさせられる」など、労働環境が劣悪な場合も、早めの退職・転職をおすすめします。

労働環境の悪さが当たり前になってしまっている病院やクリニックでは、労働者目線の役員や上司が少ないケースが多く、個人の努力で状況を変えるのは難しいと言えます。

心身ともに疲れ果ててしまっては転職どころではなくなってしまいます。環境が良くない職場には早く見切りをつけることも時には大切だと考えて行動しましょう。

辞めたいと悩む新人看護師向け!1年目・2年目で辞めるデメリット

看護師になって1年目・2年目の新人看護師の場合、特に仕事を辞めたいと感じることが多いようです。

しかし、新人看護師の転職には、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。

【新人看護師が転職するデメリット】

  • 面接担当者がマイナスのイメージを抱く可能性がある
  • 奨学金の返済を求められる場合がある

入職から1~2年で離職してしまった新人看護師に対し、「またすぐに辞めてしまうのでは?」と懸念を抱く面接担当者もいます。前職の勤務年数が短いことで書類選考で落ちてしまうというケースも少なくありません。

また、看護奨学金制度を利用している場合は、奨学金の一括返済を求められる可能性があります。転職に向けて行動開始してから後悔しないよう、あらかじめ返済に関する規約を確認しておくようにしてください。

看護師の転職におすすめの転職サイト・転職エージェント3選

最後に、看護師転職におすすめの転職サイト・転職エージェントを3つ紹介します。自分に合ったサービスがあるかチェックしてみてください。

ナース人材バンク

ナース人材バンクは、年間10万人以上の利用者がいる看護師向け転職支援サービスです。取り扱い求人は日本全国を網羅していて、2022年9月時点で70,000件以上の公開求人を保有しています。

特徴は、地域担当制のキャリアパートナーが在籍しているという点です。

ナース人材バンクでは、そのエリアの病院・クリニック・介護施設・企業・学校など求人先の内部情報を常に入手するよう努めています。応募や入職を決める前に詳しい情報が聞けるので、入職後のミスマッチを防ぐことができるでしょう。

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)

レバウェル看護(旧:看護のお仕事)は、業界トップクラスの求人数を誇る看護師向けの求人紹介・転職支援サービスです。

2022年9月時点での正社員・パート・紹介・紹介予定派遣の求人は14万件以上!好条件・好待遇の非公開求人も豊富に取り扱っているので、他の転職サイトにはないような魅力的な求人に出会える可能性が高いでしょう。

また、レバウェル看護(旧:看護のお仕事)はサポートの質においても高評価を得ています。アドバイザーとは気軽にLINEでやりとりできるので、効率良く転職活動を進めたい方にもおすすめです。

医療ワーカー

医療ワーカーは、看護師の転職・就職をフルサポートする看護師専門の求人サイトです。

2022年9月時点の公開求人数は約59,000件です。正社員・パート・派遣に加えて、一般の看護師よりも高給与であることが多い「応援看護師」の求人情報も用意しています。

また、医療ワーカーの特徴と言えるのが、専任アドバイザーが面接への同行を積極的に行っている点です。面接に苦手意識がある方でもアドバイザーがフォローしてくれるので、安心して面接に臨めるでしょう。

参照元:医療ワーカー

看護師向けの転職サイトを上手に活用して後悔のない選択をしよう

看護師は心身ともにハードな仕事なので、「看護師を辞めたほうが幸せなのでは?」と迷うことも多いと思います。それは決して甘えではありません。

辞めるかどうかで悩んだら、ひとりで悩まず誰かに相談しましょう。看護師向けの転職サイト・転職エージェントを利用すれば、いろいろな看護師の転職をサポートしてきた専門家によるアドバイスが受けられるので、問題解決のための答えが見つかるかもしれません。

時には転職支援のプロの力も借りながら後悔のない選択をしましょう。

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